当社は、東明興業株式会社が100%出資する子会社として、ソフトウェアの開発・販売・保守に関する事業を担っております。
私たちの親会社である、東明興業(株)は、昭和51年2月4日設立、現在、代表取締役会長を務める福田義明氏が、一代で築き上げた、産業廃棄物処理業を営む会社です。
同社は、平成元年に減容とリサイクルを目的とした中間処理工場を設営し、この業界に変化の風を吹き込んだ「リーディングカンパニー」として、その地位を確立しました。
当時は、コンプライアンス違反が蔓延り、不法投棄が後を絶たず、環境へ悪影響を及ぼしていました。
こうした時代を背景に、適正処理を証明する帳票(現在のマニフェストの先駆け)を基に、独自の廃棄物管理の手法を生み出し、ソフトウェアの設計・開発による運用管理を実現させたのが、現、福田会長でした。
そして、今日では、顧客のニーズ及びサービス及び、遵法性を鑑み、未来を見据えた、東明オリジナルの製品を、弊社のシステムエンジニアが手掛け、新システム「TRS」(東明リサイクルシステムの略)が誕生致しました。
法律も、システムも、発展途上に有った時代から、歩みを止める事なく、常に刷新する挑戦への取り組みと、惜しみない努力こそが、現システムの基盤にあると言えます。
私どもは、親会社で有る、東明興業㈱の理念を受け継ぎ、多くの企業に必要とされる、環境に配慮したシステムと、サービスの提供を目的に、会社設立当初の商号及び事業内容を変更し、令和2年2月4日、禄栄株式会社として新スタートを切りました。
当社の販売製品「プレジャーシステム」は、廃棄物処理法に基づき、排出事業者より委託された、収集運搬及び、処分業者が、コンプライアンスを満たす上で必要な、産業廃棄物管理システムとして、また変化する顧客ニーズを満たす為の、情報管理システムとして、ご利用頂けます。
今年度においては、政府が推進する、「IT基本法」及び環境省が策定したロードマップを背景に、WEBシステムを活用した産業廃棄物回収システム及び、電子マニフェストシステム(EDI版)を構築し、排出事業者向けに、提供するサービスの運用を開始致しました。
また現在、開発中の新システムでは、産業廃棄物の処理委託契約の電子化を実現します。同システムは、リーガルチェックを自動化すると共に、契約に基づく、電子マニフェストの運用リスクを回避し、遵守管理の強化に繋がります。
これからも「プレジャーシステム」は、お客様に、「喜び」を実感して頂くシステムとして、進化し続ける事をお約束し、お客様の声に耳を傾け、お客様に寄り添ったサービスの提供に精神、誠意、取組んで参ります。
結びに、親会社である、東明興業㈱は産業廃棄物の専門知識を有した多くの人材と、幅広いネットワークにより産業廃棄物の適正処理に関する情報の提供並びに、情報開示による透明性を重視する企業です。この発信力と共に東明グループは、人材と働き方の多様化が進む中、変化を恐れず、お客様と共に、未来を描きながら、環境ビジネスパートナーシップとして、社会に貢献して参ります。
今後とも、東明グループ一同、何卒、宜しくお願い申し上げます。
禄栄株式会社 代表取締役 菅田 多栄美
企業理念
- 一、私たちは、お客様に信頼されるシステム及び、良質なサービスにより「喜び」と「感動」を提供して参ります。
- 二、私たちは、惜しまず誠意をもって、お客様と共に未来を創造し、革新的な技術開発に、挑戦して参ります。
- 三、私たちは、多様化する働き方、変化する環境影響を重視し、情報の発信力で、社会に貢献して参ります。